The Whole Nine Yards     『隣のヒットマン』

The Whole Nine Yards
監督: Jonathan Lynn
年度: 2000年
時間: 99分
画面: ワイドスクリーン/スタンダード
音声: 英語/フランス語
字幕: 英語/フランス語
特典: 音声解説 , インタビュー , 予告編 など
備考: リージョンコード 1, アメリカ盤

《 ストーリー 》

カナダのとある静かな町で歯科医院を営む Nick Oseransky (Matthew Perry) 氏の悩み。 「・・・実は妻の Sophie (Rosanna Arquette) とはうまくいってません。 ・・・こう見えても、シカゴじゃ名の知れた歯科医だったんですよ。 それが、妻の父親の借金のせいでこんな田舎で暮らすはめに。 なのに妻とその母親から「もっと働け、もっと稼げ」とイジメられる毎日で。 ・・・それに、なんでカナダじゃハンバーガーにケチャップじゃなくマヨネーズを塗りたくってるんです? マズくて食べられやしない! ・・・ま、助手の Jill (Amanda Peet) に愚痴を聞いてもらってる時だけが心が安らぐ瞬間ですね。 えぇ、彼女はいい娘です。早く妻と別れたらとか、たまには浮気でもすればとか言うんですが。 え?いえいえ、Jill とはそんな関係じゃありません。」
そんな Nick の隣家に新しい住人が引越してきた。早速、挨拶に行った Nick は小便チビリかけた。 その男は Jimmy The Tulip (Bruce Willis)、シカゴじゃ知らない者はいない凄腕の殺し屋だ。 刑務所に入ってたはずだが、どうやらマフィアのボスを売った見返りにシャバに出て来られたらしい。 慌てて家に帰り Sophie に事情を話すと、マフィアに Jimmy の情報を売れば礼金を貰えるかも?と言う。 嫌がる Nick をシカゴ行きの飛行機に乗せた Sophie は、その足で Jimmy に会いに行き・・・。 一方、シカゴに着いた Nick は殺し屋 Frankie (Michael Clarke Duncan) に捕まって、 マフィアボスの息子 Janni (Kevin Pollack) の元に連れて行かれる。 そこには Jimmy の妻 Cynthia (Natasha Henstridge) も同席していた。 で、交渉はどうなったか?礼金を貰えるどころか、Jimmy 抹殺の手引きをさせられる事に・・・ そして、その夜、ホテルを訪ねてきた Cynthia とつい関係を持ってしまう。エライ事をしてしまった! カナダに戻ると Jimmy が待ちうけていた。完全にバレていたのだが、Jimmy は全然怒って無いと言う、 逆に Janni を返り討ちにするいいチャンスだと。 そして更に「Sophie が保険金目当てで、お前を殺そうとしているぞ」と忠告する。 殺し屋とマフィアの間で板挟み、妻にも命を狙われていると、 いつもの様に愚痴をこぼしていると Jill が異常に興奮して Jimmy に会わせて欲しいと言う。その理由とは・・・

《 解説&感想 》

殺した相手の葬式にチューリップを贈る事から Jimmy The Tulip と異名がついている殺し屋。 平気で人を殺すくせに、それ以外の事は非常に道徳的で、「離婚はいけない事だから絶対しない」とか、 Nick 暗殺を依頼されても「友達だから殺さない」とか、恐い人なのか善い人なのかよく解らん。 そんな人物を Bruce Willis がコミカルに演じています。さすが、元コメディアン!? Michael Clarke Duncan とは 『アルマゲドン (Armageddon) 』 以来の共演ですが、 『グリーンマイル (The Green Mile)』 出演は Bruce の推薦だったとかで、普段から仲が良いのでしょうか。 主演(のはず)の Matthew Perry も事件に巻き込まれてアタフタする不運な男をうまく演じてます。 この人も Bruce Willis と仲良くなったのか Bruce 主演 『キッド (The Kid)』 に友情出演。 あ、そうそう、エイリアンに変身しない Natasha "Species" Henstridge を初めて見ました(笑)
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