Hellraiser: Hellseeker

Hellraiser: Hellseeker
監督: Rick Bota
年度: 2002年
時間: 88分40秒
画面: ワイドスクリーン
音声: 英語
字幕: 英語
備考: リージョンコード 1, アメリカ盤

《 ストーリー 》

ドライブ中、運転を誤り川に転落した Trevor (Dean Winters)。 自分はなんとか脱出できたが、妻 Kirsty (Ashley Laurence) は車の中に閉じ込められたまま川底に沈んでしまう。 病院で意識を取り戻した Trevor は、警察から Kirsty の遺体はまだ発見されてないと聞かされる。 しかし、引き揚げられた車のドアが開いていた事から、無事に生きて脱出した可能性もあると。 退院したものの頭痛は治らず記憶障害や幻覚に悩まされるように・・・。 担当の Lange 刑事 (William S. Taylor) は同情し親切にしてくれるが、 他の刑事から妻の財産目当てで殺したんだろうと追求される。 Kirsty は過去の事を話したがらなかったし、莫大な遺産を持っているなんて話は初耳だった。 更に、上司の Gwen (Sarah-Jane Redmond) や同じマンションに住む Tawny (Jody Thompson) と肉体関係があったと気づき驚く。まさか自分が浮気していたなんて、しかもSMプレイ好きだったらしい。 そして、その Gwen と Tawny が化け物に惨殺されるのを目撃する。 だが、それは現実なのか幻覚なのか? 同僚の Bret (Trevor White) は計画が台無しになったと怒り出す。 「計画ってなんの事だ?」 「Kirsty を殺し、財産を二人で山分けする計画だよ」・・・ やはり刑事の言う通り、俺が Kirsty を殺したのか? Bret は警察に捕まるくらいなら死んだ方がいいと、目の前で自殺してしまう。 頭が混乱し、Bret の紹介で通っていた治療師 Sage (Kaaren de Zilva) に助けを求めに行くと、 彼女も既に殺されていた。 そこに現れた Lange 刑事に逮捕されるが、Kirsty らしき遺体が発見されたと報が入る。 身元確認のため死体安置室に入ると、何度か幻覚で見た化け物 Pinhead (Doug Bradley) が待ち構えていた。 「お前の旅もようやく終わりを迎えたようだ。お前の過去を全て思い出させてやろう・・・」 そうだ、俺はとある人物から手に入れたパズル・ボックスを結婚記念日のプレゼントと騙し Kirsty に渡した。 そして、嫌がる Kirsty を脅しパズルを解かせたのだったが・・・

《 解  説 》

『ヘルレイザー』 シリーズ第6作で、シリーズ1〜2作のヒロイン Kirsty が復活です。 上のストーリーを読んで、感の良い方はお気づきのように(笑)、 オチは【ネタバレ開始】 『恐怖の足跡』 系で、 実は主人公はとっくに死んでいた【ネタバレ終了】ってヤツなんですが、 なぜそうなったかって理由に一捻りあって、それが良かったです。 ただ、それだと2作目 『ヘルレイザー2 (Hellbound: Hellraiser II)』 の最後 (Kirsty と Pinhead の関係) と、 ちょっと話が合わないとこがあって気になったんですが、未公開シーンにそれを補足するシーンが入ってました。 じゃあ、なぜそのシーンをカットしたかと言うと、それがあると2作目を観てない人が混乱するからだそうです。 ・・・って、今までこのシリーズ観た事ないのに、いきなり6作目を観る人いるのか? 1〜5作目まで性懲りもなく観てるファンだからこそ(笑)、わざわざ買うなりレンタルするなりして6作目も観るんと違うのか? どういう客層をターゲットにしてるのか理解できん・・・。 第7作 『Hellraiser: Deader』 も Rick Bota 監督のようです。

《 特  典 》
[2002.11.13]

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