ホラー映画ファンには今更言うまでもない事ですが、
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/生ける屍の夜 (Night of the Living Dead)』, 『ゾンビ (Dawn of the Dead)』, 『死霊のえじき (Day of the Dead)』
という George A. Romero 監督のゾンビ・シリーズがあります。
なのに、この作品は 『ナイト・オブ〜』 の続編なんだそうです・・・と言うのも、本作のプロデューサーが John A. Russo、
『ナイト・オブ〜』 の脚本家で以前にも「続編の映画化権」とやらを勝手に売って一儲けした前科者だからなのです。
それは結局 『バタリアン (Return of the Living Dead)』 というパロディー作品になったので、本作こそが正式な続編なんだとの事。
そして、本作の撮影監督は Bill Hinzman、『ナイト・オブ〜』 の冒頭に登場するゾンビを演じたオッサンです。
このオッサンも 『ナイト・オブ〜』 のパクリ作品 『フレッシュ・イーター (Revenge of the Living Dead)』 を監督した前科があります。
さらに、この二人が John A. Russo 監督で Bill Hinzman がゾンビを再演した新撮シーンを追加した 『ナイト・オブ〜』 を30周年記念の名目で売り出し、
ファンから大不評を買ったのも記憶に新しいところです。
ま、そんなヤツらが作ったこの作品ですから、面白いわけがありません。
いつまでも 『ナイト・オブ〜』 の利権に喰らいつき生き続けるこの寄生虫どもを誰か早く退治して下さい。
ん〜、なんか文句ばっかりになってしまいましたが、Tom Savini が 『ゾンビ』 の時の様にゾンビ狩りする冒頭10分くらいは面白いかな?
<補足>Tor Ramsey 監督による「なぜこの作品が駄作なのか」の弁明がココ
に書かれてます。要約すると「ベンチがアホやから野球でけへん」って事でした。