Dante's Cove #3.05 - Naked in the Dark
『ダンテズ・コーヴ(仮題)』 シーズン3 第5話
ダイアナがついにミシェルの体から影を追い出すことに成功。それを見て喜ぶグレイスだったが、次の瞬間、ダイアナは影を自分の体に受け入れた。すべては影の思惑通り、グリフに魔力を奪われ、空ろになっていた心の隙間に、ダイアナは付け入られていたのだ。もともと魔女だったダイアナの体を得た影のパワーは凄まじく、ミシェルの時とは比べ物にもならない。ダイアナを止めようとするグレイスとグリフだが、成す術もなく逃げられてしまう...。
H2eauに姿を現したダイアナは、従業員たちを操り、お互い殺し合いをさせる。それを見たアンブローシャスは、事の重大さを初めて認識した。ダイアナがゾンビのように蘇らせた従業員に囲まれたアンブローシャスは、かろうじて魔法で脱出することが出来た。
ミシェルがどうなったか心配し、家を訪ねてみるトビーとアダム。不審な物音が聞こえたクローゼットを開けてみると、アダムが中に吸い込まれて消えてしまった。
一人でダンテズ・コーヴを出ようとしていたケヴィンは、町の住民たちが全滅しているのを発見。やはり影と戦おうと決心し、グレイスたちの元へと戻る。そこにアンブローシャスも現れ、生き残った者たちは協力し合って全員でグリフの家へと向かう。
ダイアナが入れないよう、皆で家に結界を張っている間、アンブローシャスは太陽の魔法書を紐解いていた。しかし、影を封印する方法が書かれているはずの肝心の部分が、暗号のようになっていて解読できない。だが、グレイスが持ってきた月の魔法書を近づけた瞬間、2冊は合体して1冊になり、読めなかった部分の意味が明らかになる。
それには、影を倒して封印できるのは処女だけだと記されていた。グレイスがいてくれて良かったと感謝するアンブローシャス。しかし、それを聞いたグレイスは、昨日そうではなくなったと告白。今まで200年間も処女を守ってきたくせに、よりにもよって...と呆れるアンブローシャス。
一方、トビーやブリットたち普通の人間は、ナイフや催涙スプレーなどでダイアナに対抗しようとしていた。それを見たグレイスは、魔法でないとダイアナは倒せないと嘲笑っていたが、ふとあることに気づく。科学者であるブリットは、今までいつも魔法を信じないと言って、それを否定してきた。それなのに、影に操られていた頃のミシェルは、ブリットに何度も魔法を唱えさせようとしていたではないか? 処女とはいわゆる一般的な意味ではなく、一度も魔法に触れたことが無いという意味ではないかと。
そうこうするうち、ダイアナが庭に姿を現した。一般人のブリットが救世主のわけがないと反発し、ケヴィンは自分がダイアナを倒すと息巻く。確かにケヴィンは若くてパワーも有り余っている。だが、まだそれをうまくコントロールする術を知らないとグリフは諭す。もしそのパワーが暴走すれば、ケヴィン自身がダイアナと同じような脅威となってしまうと。そう言って魔法の使用を禁じられ、ふてくされていたケヴィンは、そこをダイアナに付け入られる。挑発されたケヴィンは、一人で結界の外に出て、ダイアナに攻撃を仕掛ける。
庭でダイアナと戦っているケヴィンを見つけたアンブローシャスは、助けるために結界の外に出ようとする。だが、それがダイアナの罠だと言い、グレイスとグリフに止められる。そうやって自分たちを結界の外におびき寄せるつもりなのだと。傷つけられ弱ってゆくケヴィンを、3人はただ見守るだけしか出来なかった。
家の中で待機しているトビーとブリットは、クローゼットの中からアダムが助けを求める声を聞く。罠だと知りつつも放っておけないトビーは、ブリットが止めるのも聞かず、クローゼットを開けてしまい、アダムと同じように"向こうの世界"に引きずり込まれる。
その頃、ずっと自分を責めていたミシェル。死んだはずの自分を、ダイアナとヴァンがあの儀式で救ってくれた。だが、その時に自分が"門"となってしまい、影をこの世に通してしまったのではないか? 自分が死ねば"門"が閉じ、影も消えてなくなるはずだと、ミシェルは覚悟を決めていた...。
このあとクライマックスが訪れますが、シーズン・フィナーレなのであえて伏せておきます。正直な話、ホラードラマとは銘打ってはいるものの、最初の頃はゲイSEXを見せるのが目的のキワモノのドラマでした。だけど、それが段々ちゃんとしたドラマ(...と言っても、あくまでもB級ですが)になってきて、このシーズン3フィナーレの盛り上がり方は、そんじょそこらのドラマよりも面白くなってたのが驚きです! 早く続きが観たいけれど、シーズン4は2009年の放送予定だそうです。
Dante's Cove - The Complete Third Season
コメントする