Dante's Cove #3.02 - Blood Sugar Sex Magik
『ダンテズ・コーヴ（仮題）』 シーズン3 第2話
浜辺を散歩中、ちぎれた人間の手を発見したグレイス。その手の指にはめられていた指輪に触れると、マルコの断末魔の様子が見えた。グレイスは、マルコが自分に何かを告げたがっていたのに、聞いてやらなかったことを後悔する。マルコの店だったH2eauでの追悼式で、アンブローシャスを見かけたグレイスは、ダンテズ・コーヴに危機が迫っているようだと話しかけるが、まったく耳を傾けてくれない。アンブローシャスは自分がH2eauの新オーナーだと宣言するために姿を見せただけで、他のことはまったく眼中になかった...。
ダンテズ・コーヴを覆おうとしている邪悪な力を探ろうとするグレイス。マルコの指輪を通して、その正体を見ようとするが、グレイス自身の魔力が弱っているため、うまくいかない。魔力を高めるためのスターフラワー、一般人がセイントというドラッグとして使用する植物の花を使おうとするが、留守にしていた6ヶ月の間に、ストックしていたスターフラワーは、すべて枯れ萎んでしまっていた。
禁止されていた魔法を使おうとして、グリフに魔力を奪われてしまったダイアナ。自宅を訪ねて来たミシェルの用件は、両親が殺されたため、その犯人を探して欲しいとのことだった。魔法が使えくなった今、何の手助けも出来ないと断るが、ミシェルは諦めようとしない。ダイアナは、そもそもはミシェルの命を救うため、儀式の掟を破ったのが間違いだったと本音を漏らすしてしまう。その後の津波やヴァンの死、そして自分の魔力が奪われることになったのも、すべてミシェルのせいなのだと。
またしても魔法書を盗み見たケヴィンは、眠っているアンブローシャスに向かって魔法を唱えてみる。すると、アンブローシャスは簡単に死んでしまった。驚いたケヴィンは、慌てて蘇生の魔法をかけて生き返らせる。その後、なぜか魔法を使えなくなっていることに気づいたアンブローシャスがダイアナに相談してみると、自分と同じくグリフに魔力を奪われたのではないかと告げられる。怒るアンブローシャスだが、グリフは自分は何もしておらず、魔力が弱くなったのは、性生活のせいだろうと言う。確かに、この6ヶ月間ケヴィンとしかSEXしていないとアンブローシャスが答えると、もっと多くの者と交わるべきだとグリフに忠告される。
アンブローシャスがオーナーとなっても、稼ぐためにH2eauでシェフとして働くしかないトビー。店に来ていたアダムは、セイントを吸っていた他の客からその煙を吹きかけられた瞬間、ダンテズ・コーヴを襲う邪悪な力のヴィジョンを見て気絶してしまう。せっかく断ったセイントをまたやっていると思い込み、アダムを責めるトビーは、さらにアダムがバーテンとして店で働くことになったと知り、猛反対する。店で働くと言うことは、アダムがアンブローシャスと会う機会も増える。ケヴィンを取られたように、アダムも何かされるのではないかと、トビーは心配だった。しかし、アダムは生きて行くためには、ここで働くしかないと答える。大金持ちの道楽息子のはずのアダムがなぜ働かねばならないのかと尋ねると、実家に戻って家業を継ぐか、ダンテズ・コーヴに残るかの選択を親から迫られたと答えるアダム。そして、ここに残ることにしたため資金援助を断たれ、一文無しになってしまったのだと。なぜそんなバカなことをしたのかと怒るトビーだが、その理由はアダムが自分と離れたくなかったからだと知る。そんな気持ちに応えるため、トビーは初めてアダムに体を許すのだった。
ミシェルが忘れていった両親の写真を届けたダイアナは、かつて自分も父を殺されたと打ち明ける。そして、魔法は使えなくなったものの、魔法に関する知識は失われていないと言い、ミシェルに協力すると約束した。写真を忘れたのがわざとであり、両親を殺したのがミシェル自身だということに、ダイアナはまだ気づいていなかった。ダイアナの自宅で古い文献を調べていた二人だが、ダイアナが席を外した隙に、ミシェルは自分の血をダイアナが飲みかけていた紅茶に垂らした。そこにグレイスが訪ねて来たため、隣の部屋に身を隠すミシェル。グレイスはスターフラワーを分けてもらいに来たのだが、ダイアナもストックを切らしていた。二人の会話を盗み聞きしたミシェルは、スターフラワーの咲く泉に向かうと、花をすべて摘み取るのだったが...。
Dante's Cove - The Complete Third Season
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