2008年3月 7日

New Amsterdam #1.01 - Pilot

ニューアムステルダム(仮題)』 シーズン1 第1話

ニューヨーク市警 殺人課の刑事ジョン・アムステルダムには秘密があった。それは今から360年以上も前、オランダの植民地であったニューアムステルダム(現在のニューヨーク)での出来事。当時オランダ軍の兵士だったジョンは、仲間がネイティブ・アメリカンの女性を虐殺しようとしているのを止めに入り、身代わりに心臓を剣で貫かれてしまった。呪術師であったその女性は、命を救ってくれたお礼にと秘術を施し、ジョンの体を不老不死にした。しかし、ジョンにとって不老不死とはただの呪いに過ぎなかった。自分は若いままなのに、恋人や親友は年老いて先立ってしまうのだ。だが、呪術師はこうも言っていた。"運命の女性" に出会った時、ジョンは不老不死ではなくなり、普通の人間に戻れると...。

エディーという男のアパートで見つかった女性の遺体。担当になったジョンは、新しい相棒エヴァと共に捜査を開始。早速エディーを発見し、地下鉄の駅に追い込んだジョンだったが、捕らえる寸前に心臓マヒを起こして倒れてしまう。ちょうどその場にいた女医サラが応急処置をし、自分の病院に運び込むが...。遺体安置所で息を吹き返したジョンは、初めての心臓マヒに驚きながらもそれを喜んでいた。これはあの時、駅に "運命の女性" がいたということに違いないと。一方、病院では安置所から身元不明の男性の遺体が消えたと大騒ぎになっていた。

何もなかったような顔をして仕事に戻ったジョンは、殺された女性の爪から1930年代に使われた特殊な塗料が発見されたと聞かされる。その塗料を使った人物をジョンは知っていた。それはかつてジョンの恋人だったジュリアンという女性画家であった。そしてジョンはもう亡くなったと思い込んでいたが、ジュリアンはまだ生きていた。ジュリアンを訪ねてみると、彼女はアルツハイマー病でジョンのことを覚えてはいなかったが、とあるホテルの部屋にその塗料を使って絵を描いたとの情報を得た。そして帰り際、ジュリアンは何かを思い出したようにジョンに語りかけてきた...。

そのホテルの部屋を調べに向かったジョンたち。その絵を見たエヴァは、描かれた男性がジョンそっくりなことに気づいた。やがて部屋を予約したのが、そのホテルの社長のバカ息子トビーだと分かる。トビーが被害者を殺し、エディーに罪を擦り付けるため遺体を運んだと疑うジョン。しかし、トビーのアリバイは証明され無関係だと判明した。他の刑事に逮捕されたエディーに会ったジョンは、エディーが真犯人を知っており、復讐を考えていることを見抜く。ジョンはわざとエディーを逃亡させ、そのあとを追ってみるのだが...。

* * *

主人公が不老不死という設定なので、扱う事件もスーパーナチュラルなものかと思っていましたが、ごく普通の殺人事件なんですよね。まぁ、その方が逆に目新しいって感じもしますけど。

サラが "運命の女性" なのでしょうけど、今回はまだほとんど接点は無し。他には、バーを経営しているオマーというジョンの親友が登場します。そのバーの倉庫で大工仕事をするジョンですが、ただの趣味かと思ってたら実は...というネタもあり。

ジョン役は『ブラックホーク・ダウン』のニコライ・コスター=ワルドー、エヴァ役はTVシリーズ『ROME ローマ』のズレイカ・ロビンソン。

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