Jericho #1.19 - Casus Belli
『ジェリコ 閉ざされた街』 シーズン1 第19話 「裏切りの陰謀」
風車製作のため隣町ニューバーンに行っていた男たちが突然戻ってきた。風車の代金を支払うまでの人質も兼ねているため、当分は解放されるはずが無いのに。しかも妙なことに、その中にエリックの姿だけが無かった。理由を聞かれたスタンリーは、エリックは辛い思い出のあるジェリコには戻りたくないらしく、あえてニューバーンに残ったと説明。だがジェイクにだけは、エリックは作業中にどこかに連れ去られたと本当のことを話す。それについて抗議すると、完成した分の風車だけを持たされ、急にニューバーンから追い出されたと。不穏な動きを感じたジェイクは、ホーキンズと共にニューバーンへと向かう...。
ジェイクの父ジョンストンとは旧知の仲で、今やニューバーンのリーダーであるフィルは、ジェイクたちを快く迎えてくれる。だがエリックのことを尋ねると、行方不明で捜索中としか答えない。さらにジェイクはエリックたちよりも先に来ていたはずのヘザーがどうなったかも尋ねる。するとタイミング良く保安官に付き添われたテッド（#1.13 参照）が現れ、エリックとヘザーはさっきジェリコに帰ったと言う。入れ違いになっただけかと、にこやかに帰ろうとするジェイクたちだが、そんな話は当然信じてはいない。それにテッドが、家に来てくれと書いたメモをこっそりジェイクに渡していたのだ。
ニューバーンから出た振りをして舞い戻ったジェイクたちは、テッドを監視している保安官を捕らえる。テッドの家に連れ込まれた保安官は、ホーキンズに拷問されると、エリックとヘザーは工場の機械を破壊しようとしたので逮捕したと吐いた。だが、なぜ二人がそんなことを？ 工場に潜入したジェイクたちは、そこで風車の他に密かに武器弾薬を製造しているのを発見。エリックとヘザーはそれを阻止しようとしたのだろう。しかし、そこでジェイクは見つかり捕らえられてしまう。
牢に入れられたジェイクは、そこで再会したエリックからヘザーは死んだと聞かされる。そしてニューバーンの住民たちがジェリコを襲おうとしていることも。かつてジェリコへの侵入を阻止されたあのレイヴンウッド傭兵部隊は、その代わりにニューバーンを襲った。それにジェリコは自分たちよりもまだ資源が豊富だと。その逆恨みによりフィルは住民を扇動し、ジェリコ襲撃の準備を整えているのだった...。
タイトルの「Casus Belli」とはラテン語で「大義名分」の意味。
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