Jericho #1.10 - Red Flag
『ジェリコ 閉ざされた街』 シーズン1 第10話 「天からの恵み」
ジェリコの上空に現れた軍用機。攻撃されるのかと焦る住民たちだが、パラシュートをばら撒くとそのまま通り過ぎ去った。パラシュートを回収してみると、それは食料品などの補給物資ですべてが中国製のものばかり。そして「我々は敵ではない」と書かれたビラが同梱されていた。アメリカは中国と戦争しているのか? だがジェイクが見たところ、物資を投下したのはロシアの飛行機でパラシュート自体はアメリカ製。外の世界でいったい何が起こっているのか、その謎はさらに深まるばかりだった...。
もし中国が敵ならば、これは罠で食料に毒が混入されているかも知れないと話し合うジョンストン町長たち。だがその間に住民たちはすでに食料の奪い合いを始めていた。罠かも知れないと説明するジョンストンに対し、来るべき町長選に向けて自分をアピールしたいグレイは、皆の前で食料を食べてみせた...。
物資をグレイシーに管理して貰おうと雑貨店を訪ねたジョンストンは、店の奥でグレイシーとジョナーが密談しているのを聞いてしまう。グレイシーは裏取引をさせられ、ジョナーから仕入れた盗品を店に並べて、その利益の半分を上納させられていたのだ。ジョンストンは補給物資を店に並べるよう説得し、ジョナーとは手を切らせる。
パラシュートのうち2つはスタンリーの農場に落下していた。一つは食料でもう一つは大型の発電機。だがそこに現れたジョナーの手下どもに襲われ、どちらも奪われてしまう。痛めつけられたスタンリーを介抱するうち、ミミの気持ちも徐々に傾いていく。
ジョナーから発電機を奪還するため、そのアジトに向かうジェイクたち。話し合いが決裂し両者が銃を向け合った時、発電機を積んだままのトラックが動き出し、フェンスを突き破ってアジトへと飛び出した。それはジェイクたちより一足先に、独断でアジトに潜入していたエミリーの仕業だった。トラックを撃とうとしたミッチェルだが、運転手が娘だと気づいたジョナーによって止められる。
町に戻ると、ジェイクはエミリーに無茶をするなと忠告する。確かに、たとえ何をしてもジョナーは娘であるエミリーには手を出さないだろう。だが、手下どもは何をするか分からないと。一方、アジトではミッチェルがジョナーに反旗を翻していた。グレイシーとの裏取引を失い、発電機まで奪われてしまったヤツにボスの資格は無いと。
発電機が稼動した町は、感謝祭のイルミネーションで輝いていた。ホーキンズも珍しく家族を町に連れ出し、他の住民たちと共に一時の平和を楽しんでいたのだが...。
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