Jericho #1.07 - Long Live the Mayor
『ジェリコ 閉ざされた街』 シーズン1 第7話 「父と子」
町外れの工場にたむろしている怪しげな男たち。リーダーのジョナーは、手下からミッチェルが逮捕されたと聞かされると一人で車を飛ばし町へと向かう。一方、町ではエミリーがヘザーからジェイクのことが好きだと相談されていた。彼にはあなたの知らない一面があると忠告していた時、町役場の前に止まった車から降りてきたジョナーの姿を見たエミリーは不安げな表情を見せた。ミッチェルの保釈申請に来たと言うジョナーに対し、デイルから盗んだ食料を返せと交換条件を出すジェイクだが...。
町の外の探索（#1.03 参照）に向かっていたグレイがようやく戻って来た。ワシントンDCは壊滅したが、ニューヨークは無事らしいとの報せを持って。そして外の世界は無法地帯になっており、帰路で襲われ命からがら逃げ帰って来たのだと言う。外敵から町を守らなければならないという思いに駆られたグレイは、すでに町の住民の中にも危険人物がいるのではないかと調査を始め、核爆発の二日前に引っ越してきたホーキンズ一家に疑いの目を向ける...。
ニューヨークが無事と聞いたスカイラーは、両親が生きているかも知れないと大喜び...が次の瞬間、自分の過ちに気づいて顔が青ざめる。雑貨屋でジュース欲しさに、家宝の宝石箱と物々交換してしまっていたのだ。店主のグレイシーに宝石箱を返して欲しいと頼むが断られてしまう。それを聞いていたデイルはそっと倉庫から宝石箱を持ち出した。それに気づいたグレイシーと口論となったデイルは辞めると言って店を飛び出す。先日の火事（#1.05 参照）で家を失ったデイルは雑貨屋で寝泊りさせて貰っていたのだが、こうしてとうとうホームレスになってしまった。それを知ったスカイラーは宝石箱のお礼にと、デイルを自分の屋敷に住まわせることにする。一方、ワシントンDCが壊滅したと聞かされたミミは、家族や友人が亡くなったという認めたくない事実を受け入れざるを得なくなる。いつも気丈に振舞っていたミミだが、スタンリーに慰められると初めて自分の弱さを見せた。
ジェイクが勝手にジョナーと取引したと怒るグレイ。エリックもグレイに賛成しミッチェルの保釈を認めないと決める。するとジョナーは手下を町に潜入させてミッチェルを脱獄させた。これ以上ことを荒立てるとジョナーが何をするか分からないと、エリックたちを説得したジェイク。一人でジョナーたちのアジトに向かうと、もう食料は返さなくて良い代わりに、二度と町に近づくなと警告する。ジョナーがエミリーに会わせてくれればその条件を飲むと答えると、ジェイクはそれは無理だと分かっているはずだと返す。なぜなら、それはかつてジョナーの指示によりジェイクが "仕事" をさせられた時のこと。仲間であったミッチェルは逮捕され、ジョナーの息子クリスは死んでしまった。それ以来エミリーは父であるジョナーを憎み、自ら親子の縁を切ったのだ。
その頃、ジェイクの実家では父ジョンストンの容態が悪化していた。一刻も早く薬が必要だとエイプリルから聞かされたジェイクとエリックは、危険を承知で町から約150キロも離れた病院まで向かうことにする。出発しようとするジェイクを心配したヘザーは、思わず抱きついてキスをしてしまう。一方、エミリーは父が薬を持っているかも知れないと、そのアジトを訪ねてみるのだが...。
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