Tin Man #2 - Search for the Emerald
『ティンマン(仮題)』 第2話
氷の宮殿の冷たい床の上で意識を取り戻したグリッチ。アズカデリアとその軍隊に襲われたことを思い出し、あわてて周りを見るが仲間の姿は見当たらない。宮殿の外に出てみると、ケインが倒れて雪に埋もれていた。グリッチの看病で息を吹き返したケインは新たな目的を見つけ、生きる希望が湧いていた。ゼロとの決闘には敗れたものの、妻子が殺されていなかったことを知ったのだ。必ず妻子を探し出して、再会を果たすと心に誓うケイン。だがその前に、アズカデリアにさらわれたDGとローの救出に向かうケインとグリッチだった...。
その頃、アズカデリアの城では。あらゆる手を使い、DGからエメラルドの隠し場所を聞き出そうとするアズカデリア。かつて二人の母ラベンダーアイズは、アズカデリアに殺されたDGを生き返らせた直後、その耳に隠し場所を囁いたのだが、DG自身もそれを忘れてしまっていた。ライロにDGの記憶を読ませると、グレイ・ゲイルと呼ばれる場所の名だけは分かるが、ラベンダーアイズがDGの心にかけた魔法に覆われ、それ以上は読み取れなかった。
牢に戻されたDGは、同じく囚われの身となっていたミスティックマンと再会。グレイ・ゲイルとはどこのことなのかと尋ねるDGだが、アズカデリアが盗聴しているのを感じたミスティックマンは、それはDG自身が記憶を取り戻さないと分からないとしか答えない。怒ったアズカデリアはミスティックマンを殺すと、新たな手段を考える...。
ネズミを利用して牢の扉を開けるレバーを動かそうとするが、なかなかDGの思い通りにはいかない。するとそこに子犬が現れ、偶然かどうかレバーを動かしてくれた。別の牢にいたローを連れ出したところ、ちょうど城に潜入してきたケインとグリッチが合流。さっきの子犬に導かれ、4人は無事に城から脱出できた。しばらく進むと謎の子犬は人間の姿になり、DGの知り合いのトトだと名乗る。最初は怪しんでいたDGも、やがてトトが自分の魔法の先生だったことを思い出す。こうしてトトを新たな旅の仲間に加え、グレイ・ゲイルを目指すDGたち。トトが今やアズカデリアのスパイだとも知らずに...。
旅を続けるうち、ケインは妻子の家を発見。だがそこにあったのは妻の墓標だけで、息子の姿はすでになかった。そしてDGは幼い頃の記憶を少しずつ思い出し始めていた。あの頃のアズカデリアは明るく心優しい姉だったのにと。やがて昔よく遊んだ森にたどり着いたDGは、そこにある洞窟を見た途端に恐ろしい記憶が甦る。そう、この洞窟に入った時、自分のせいでアズカデリアが変わってしまったことを...。
Tin Man [2007] Zooey Deschanel, Neal McDonough, Alan Cumming, Kathleen Robertson アメリカ盤DVD Rhi Entertainment 2008-03-11 by G-Tools |
コメントする