2007年8月24日

Star Trek: New Voyages #1.03

シーズン1 第3話 「World Enough and Time」

中立宙域に入ってしまった民間船の救助に向かうエンタープライズ。しかし一足遅く、ロミュラン帝国の戦艦によって民間船は破壊された。応戦し、ロミュラン艦を大破させたものの、その際に発生した謎のエネルギー・フィールドに包まれ、エンタープライズは身動きがとれなくなってしまう。スポックはロミュラン艦に搭載された新兵器と何か関係があると分析。カーク船長の命令により、リサ博士と共にロミュラン艦に乗り込み、データを回収したカトウだが、その時ロミュラン艦が崩壊し始める。慌てて転送収容を試みたチャーリーだが、エンタープライズに戻って来たカトウは30歳も年をとっていた...。

カトウに続き転送台に現れたのは、カークたちの知らない若い女性だった。娘のアラーナだと紹介するカトウだが、彼女の転送シグナルは弱く、実体化はできない。シグナル増幅装置でアラーナの形を保たせている間に、カトウから事情を聞くカークたち。ロミュラン艦から転送されたと思ったカトウとリサだったが、実体化したのは未知の惑星上だったと言う。今まで仕方なくそこで30年間暮らしており、その間にアラーナも生まれた。しかし、リサは15年前に亡くなったと。そんなある日、突然また転送され、30年前のエンタープライズに戻ったのだ。

すべてはエネルギー・フィールドのせいなのか? そしてそれは段々とパワーを強めており、シールドが持ち堪えられなくなるとエンタープライズは崩壊してしまう。しかしカトウがデータを記録したトライコーダーは、未知の惑星に残されたまま。カトウ自身もデータを読んで覚えてはいたが、長い年月の間にもう忘れてしまったと言う。カトウの記憶を読み取ろうと精神融合を試みたスポックだが、リサの死が深いトラウマとなっており、肝心のデータまでたどり着けなかった。

このまま死を待つしかないと思われた時、チャーリーが本来のカトウ...崩壊寸前のロミュラン艦にいるカトウの転送シグナルをキャッチした。これを収容すればデータが手に入りエンタープライズは救われる。しかしそうすれば、未知の惑星で過ごしたカトウの30年間は無かったことになり、アラーナの存在そのものが消えてしまうことになるのだが...。

* * *

今まで紹介してなかったのに、いきなり第3話のこと書かれても何のこっちゃよく分からない方も多いと思いますが、僕自身もよく分かっていません(笑。

スター・トレック』 ファンの方ならご存知でしょうけれど、この 『Star Trek: New Voyages』 というのは、ファンが勝手に作ったシリーズで、日本では 『宇宙大作戦』 と呼ばれていた頃のオリジナルシリーズの続きとなっています。まぁ勝手に作ったと言っても違法なものでは無く、商用利用しないということを条件に、ちゃんと許可をもらって作っており、非公式ながらシーズン3で打ち切られた 『宇宙大作戦』 のシーズン4として扱われているとか。ま、あくまで僕の感触で言わせてもらうと、「こんなのスタトレじゃ無いっ!」と思っている人の方が多いような気がしますが...。

それで、僕も今までのエピソードも観てたんですが、あまり紹介する気力が起きなかったんですよね。でも今日はこのエピソードがついにお披露目されるということで、ちょっとしたお祭り騒ぎ (←たぶん、ごく一部でだけでしょうけど) だったので、つい乗せられてしまいました。

一番のネックは、出ている役者がみんな下手糞なところだと思うんですよね。ちゅーか、この人たち全員ド素人じゃなかろうか? それでも今までの 『スター・トレック』 シリーズに出ていたプロの俳優さんたちもゲスト出演とかしています。今回、30年後のカトウを演じるのは、もちろんオリジナル版のジョージ・タケイ。あと最初と最後に出てくる U.S.S.エクセルシオのシーンで、同じくオリジナル版ジャニス・ランドのグレース・リー・ホイットニーも出てました。

また気が向けば他のエピソードも紹介するかも知れません。あと、『宇宙大作戦』 での名前に合わせるため、スールーをカトウ、スコットをチャーリーと表記しました。

公式サイト http://www.startreknewvoyages.com/

[ DVD ]
宇宙大作戦 DVD コンプリート・シーズン1
宇宙大作戦 DVD コンプリート・シーズン2
宇宙大作戦 DVD コンプリート・シーズン3
まんが宇宙大作戦 完全限定プレミアム・ボックス