Flash Gordon #1.01 - Pilot
『フラッシュ・ゴードン（仮題）』 シーズン1 第1話
地元のマラソン大会に優勝し、3連覇を成し遂げた青年フラッシュ・ゴードン。そのニュースを取材に来たのは、フラッシュの元恋人でTVレポーターのデイルだった。久しぶりに再会した二人の間に流れる微妙な空気。そしてフラッシュは、デイルがすでに他の男と婚約しているのを知る...。そんな中、フラッシュは自分を尾行している怪しげな男に気づく。捕まえて問い詰めてみると、男はザーコフと名乗り、フラッシュの亡き父ローランドの助手だったと言う。だが、フラッシュはそんな名前の助手がいたとは聞いたことがなかった。一方、デイルは UFO やエイリアンの目撃情報に振り回されていた。そのニュースをレポートしているデイルを見たフラッシュは、ザーコフとエイリアンの出没に何か関係があるのではないかと考える...。
デイルと共に隠れ家を訪ねて来たフラッシュに真相を明かすザーコフ。フラッシュの父ローランドは、家族にも秘密で極秘の研究を進めていた。だが、実験中に空間に "裂け目" が開き、ローランドはそれに吸い込まれて消えてしまったのだと。研究室の火災で亡くなったと聞かされていたが遺体も見つからず、何かおかしいとずっと悩んでいたフラッシュの疑念はついに晴れた。しかし、問題なのはそのあとだとザーコフは言う。数週間前からまた "裂け目" が開くのを感知しており、ローランドが帰ってくる前兆かと考えていたがそうではなく、"裂け目" の向こうからエイリアンが地球に来ているようだと。
その時、フラッシュのケータイに母から電話がかかってきた。しかし、母は「IMEX はどこにあるの？」と繰り返すばかり。IMEX とは一体なんの事なのか？ 様子がおかしいことに気づき、デイルとザーコフを連れて家に帰ったフラッシュは、母を操っていたエイリアンを倒すことに成功。エイリアンの遺体は溶けるように崩れ去ったが、あとにはローレンスの運転免許証と謎の小型装置が残っていた。やはり父はまだどこかで生きているのか？ そして小型装置のスイッチを入れると空間に "裂け目" が開き、フラッシュとデイルはそれに吸い込まれてしまう。
モンゴという名の見知らぬ惑星に着いた二人は、すぐに捕らえられ支配者ミンの下に連行される。フラッシュは IMEX の在り処を聞き出すため拷問にかけられ、デイルはミンの "相手" をさせられることに。フラッシュを拷問していたミンの科学顧問ランコールだったが、そこに現れた女性にマヒ銃で撃たれ気を失った。そのチャンザと名乗る女性は、もし地球に連れて行ってくれるなら脱走の手助けをすると言う。ちょうどミンの相手をさせられる直前に逃げ出していたデイルと合流したフラッシュは、約束どおりチャンザも連れて "裂け目" を開けて地球に戻る。
地球人の恰好をさせるため、チャンザに服を選ばせていたデイルは、おかしなことに気づく。奴隷生活が嫌で惑星モンゴから逃げ出したかったと言うわりに、服を選り好みするチャンザのわがまま振りから、とても奴隷だとは思えなかったのだ。正体を怪しまれたと気づいたチャンザは、デイルをマヒ銃で撃って逃走した。一方、IMEX が何かを探るため、家で父の遺品を調べていたフラッシュは、古い腕時計を見ていてようやくその謎に気づく。その文字盤に書かれたメーカーのロゴ TIMEX。ちょうど短針で T の文字が隠れて IMEX に見える。そして時計をいじっていると謎の文字や絵がホログラフのように浮かび上がった。
IMEX が何か分かったと、慌ててデイルに電話をかけるフラッシュ。その電話の音で意識を取り戻したデイルは、チャンザに気をつけるよう忠告するが時すで遅し。フラッシュの前に姿を見せたチャンザは自分の正体がミンの娘オーラだと明かし、IMEX をその手から奪い取る。IMEX とは全宇宙の情報が詰まったデータベースだと言うオーラは、これを自分の力で手に入れたことによって、父ミンを見返してやることが出来ると大喜び。しかし、そこにミンからじゃじゃ馬娘を連れ帰るよう送り込まれた賞金稼ぎベイリンが現れ、オーラを強引に連れ去った。そのあとを追ったフラッシュは "裂け目" から惑星モンゴに戻ろうとする二人に飛びかかると、ベイリンから奪った銃で IMEX を破壊してしまうのだが...。
アメリカでは知らない人はいないぐらい人気のあるらしい（← ホンマか？） 『フラッシュ・ゴードン』 の新シリーズ。もともとは1934年に始まったマンガで、その後シリアル（いわゆる連続活劇映画）、TVシリーズ、アニメ、そして映画にもなっていますが、日本では余程のファンでもなければ1980年の映画版しか観てない人がほとんどだと思います。しかも、その映画版は出来が悪くて、QUEEN によるテーマソングしか印象に残ってない人が99%ぐらいだと推定されます。当時、まだ純真だった僕は見事に期待を裏切られ、悲しい思いをしたんですが、今だったらバカ映画として面白がって観られるんですよね。人間って、ここまで変われるものなんかねぇ...。
で、今回の新シリーズですが、ストーリーが面白い面白くない以前に、なんか全体的にチープな感じがしてショボイです。出演者もたいして有名な人は出てないしねぇ。特撮っちゅうかエイリアンの造型も古臭いし、これは昔のシリーズに対するオマージュでわざとやってるのか、それともホントに予算がなくてこんな感じなのか...。
もしこの先、紹介するのが途絶えた場合は 「そう言うこと」 なので、続きはまだかとかの催促のメールはご遠慮くださいませ。
公式サイト http://www.scifi.com/flashgordon/
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