Dante's Cove #1.02 - Then There Was Darkness
『ダンテズ・コーヴ(仮題)』 シーズン1 第2話
トビーによって病院に担ぎ込まれ一命を取り留めたケヴィン。だがその夜、何者かの声に導かれると、夢遊病のようにふらふらと病院を抜け出した。やがてたどり着いた灯台は、今やアンブローシャスの隠れ家となっていた。アンブローシャスの声に逆らえないケヴィンは、命じられるまま関係を持ってしまう...。
翌日、何事も無かったかのように病室で寝ているケヴィン。看護婦に化けて現れたグレイスは、アンブローシャスの "運命の人" となったケヴィンをその魔眼で睨みつけた。仕事を終え、見舞いに病院を訪れたトビーとヴァンは、ケヴィンは亡くなったと医師から告げられる。
一方、また昨夜のようにケヴィンを呼び出そうとするアンブローシャス。だがまるで反応が無く、心配して病院を訪ねてみると...。遺体安置室に潜り込み、ケヴィンの遺体に口づけしているとグレイスが現れた。グレイスの仕業と知り、襲いかかるアンブローシャスだが、彼女の方が力は上だった。しかしグレイスはまだアンブローシャスのことを愛しており、トドメを刺すことは出来ない。その隙に息を吹き返したアンブローシャスは、逆にグレイスの首を締め上げる。
かつて自分がされたように、ホテル・ダンテの地下室にグレイスを閉じ込めるアンブローシャス。意識を取り戻したグレイスは、こんな手錠など簡単に壊せると豪語するが、何度やってもそれはできなかった。アンブローシャスは、ここに閉じ込められている間に自分も魔法を習得したのだと明かす。そしてグレイスを老婆の姿に変えてしまう。
悲しみに暮れていたトビーの前に、幼い兄妹の亡霊が現れケヴィンの話をする。胸騒ぎを覚え病院に駆けつけたトビーの前で、ケヴィンは奇跡的に生き返る。ホテル・ダンテに戻り、仲間にうれしいニュースを伝えるトビー。仲間も一緒に喜んでくれるが、亡霊の話は誰も信じようとはしなかった。しかし、その幼い兄妹の絵を今まで何度も描いていたヴァンだけは、トビーがウソをついていないことを確信していた。
ケヴィンの復活に気づき、病室を訪ねたアンブローシャスだが、ケヴィンはまったく自分のことを覚えていなかった。グレイスがアンブローシャスに関する記憶を奪ってしまっていたのだ。また一からケヴィンとの関係を築き上げなければならなくなったアンブローシャスにとって、一番の障害は恋敵であるトビーの存在だった。トビーの部屋に忍び込み、殺そうとしたアンブローシャスだが、幼い兄妹の亡霊に非難されると何もせず部屋をあとにした。その代わりホテル・ダンテの住人コリーに自分の血を飲ませて下僕にすると、ケヴィンとトビーの両方にお互い別の男と浮気をしているとウソを吹き込ませ、二人の仲を裂こうとする。
今回の一件に超自然の力が働いていると気づいたヴァンは資料館で町の歴史を調べ、ダンテズ・コーヴに古くから伝わる魔女の系譜を知ることとなる。そして魔法の書をも手に入れたヴァンは、トビーを連れてケヴィンの病室に向かう。生き返ったものの体調の優れないケヴィンは、何者かに呪いをかけられているのだと。そしてヴァンが魔法の呪文を唱えると、ケヴィンは以前のように元気になるのだった。
快気祝いで海岸で飲み明かすうち、居眠りしてしまったトビーたち。ふと目覚めたトビーの前にコリーが現れた。ウソをついてケヴィンと別れさせようとしたと怒り、コリーを追い回すトビー。だがそれは罠だった。トビーは待ち伏せしていたアンブローシャスに襲われてしまう。アンブローシャスとコリーは、気絶したトビーをそのまま海に投げ捨てるのだった...。
シーズン1と言っても2話しかないので今回がシーズン・フィナーレです。たった2話かい!って感じですが第1話は84分、この第2話は106分ということで、普通のドラマより時間が長いですね。1時間枠のドラマって、たいてい正味45分ぐらいしかないですから。
地下室でずっと鎖に繋がれて身動きできないはずのアンブローシャスがどうやって魔法を習得したのか? ケヴィンはどうやって生き返ったのか? アンブローシャスも驚いてたのでキスのせいではないみたい...。その他、幼い兄妹の亡霊の正体は? ヴァンが魔法を使ったけど、魔法の書を読めば誰でも使えるのか?...などなど謎を残したまま終わっちゃいました。引き続きシーズン2の紹介もする予定です。
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