2007年4月18日

Drive #1.02 - Partners

ドライヴ(仮題)』 シーズン1 第2話

ウェンディーに課せられたペナルティーとは、同じくレース参加者であるアイヴィーという女性を "排除" することだった。なかなか実行できないでいると、次のチェックポイントにまでにやらなければ、ウェンディー自身が "排除" されるというメッセージが届けられる。翌朝、次の目的地へのヒント 「Kennedy killed in '73」 が知らされると、我先にと車に飛び乗り出発してゆく参加者たち。そんな中、アイヴィーの車に近づいたウェンディーは、ブライト氏から渡された銃を構えた。

...が、アイヴィーに簡単に銃を奪われ、立場が逆転してしまう。いくらペナルティーだからと言って、他人を殺してまでレースを続けたいのかと問い詰められたウェンディーは、生まれたばかりの子供のためにも、優勝しなければいけないのだと答えた。ただ賞金目当ての自分とは違う、母親としての優勝への強い意欲を感じたアイヴィーは、自分をパートナーにして欲しいと頼む。友だちのリーとスーザンとの女性3人組みで参加していたが、賞金を3等分するより半分ずつの方が得だと。そして、自分が乗っていた車のタイヤを撃ったアイヴィーは、唖然とする友だちを残してウェンディーの車に乗り込んだ。

突然 車を止めたアレックスは、コリーナに降りろと言う。荷台の覆いを取ると、そこにはコリーナを追っていたアランが横たえられていた。昨夜、コリーナと別れたあとアランを捕らえ、朝まで事情を聞いていたとアレックスは言う。アランの話では、ウソをついてアレックスを騙しているのはコリーナの方とのことだった。どちらの話を信じていいか分からなくなったアレックスは、二人ともここに置き去りにして、縁を切ろうと考えたのだ。しかし、隙をつかれコリーナに殴られてしまい...。

アレックスが意識を取り戻すと、二人の姿はなく車も消えていた。ヒッチハイクでトレーラーに乗せてもらったアレックスは、しばらく進んだ先で自分の車を発見。近くの小屋に入っていくアランとコリーナを見かけてあとをつける。二人の会話から、ウソをついていたのは、やはりアランだと知るアレックス。コリーナが盗んだ機密情報にはレース参加者だけではなく、主催者やスポンサーの情報も入っている。アランはそれを取り返そうとしていたのだ。

銃で脅されているコリーナを助けようとしたアレックスは、機密情報が入ったメモリーカードは自分が持っていると、アランに見せる。カードを渡さねば撃つと脅されるアレックス。しかし、コリーナは絶対に撃たれる心配はないと言う。アレックスは、妻を誘拐してまでレースに参加させようとした、いわば特別招待選手。主催者側がそう簡単にアレックスに手を出すはずは無いと。コリーナの言う通り、やはりアレックスを撃てないアランは代わりにコリーナを撃つと脅すが、そこでアレックスがコリーナを正式にパートナーにすると宣言。こうしてアランは、どちらにも手を出せなくなった。

しかし、なぜコリーナは命懸けでレースの裏側を探ろうとしているのか? 今から27年前、幼い娘を誘拐されレースに参加させられた夫婦がいたと言う。ゴールに立たされていたその少女の目の前で、両親の乗った車は別の車に追突されてクラッシュ。二人とも亡くなってしまったと。その少女が幼き日のコリーナだったのだ。

ようやく目的地のケネディ宇宙センターに着いたアレックスとコリーナ。待ち構えていたブライト氏は、ここはただの中継地点で、第2チェックポイントはジョージア州のロームにあると言う。急いで出発しようとするコリーナだが、アレックスはブライト氏にレースを降りると告げる。妻キャスリンが本当に無事かどうかも分からないのに、こんなレースは続けられないと。すると、アレックスの携帯に生中継の映像が届く。そこに映っているのは、さっきヒッチハイクで乗せてくれた運転手と、その男に捕まっている妻の姿だった...。

* * *

「Kennedy killed in '73」 について。ジョン・F・ケネディが暗殺されたのは1963年なので、なんで1973年なの? ということが謎解きになるわけです。今回の目的地、ケネディ宇宙センターがあるフロリダ州ケープカナベラル。ここがケネディにちなんでケープケネディと呼ばれていたが、1973年に元の地名だったケープカナベラルに戻されたところから来ているようです。

機密情報が入っているのは、正確にはフラッシュ・ドライヴ (日本式に言うとUSBメモリー) ですが、分かりやすいようメモリーカードと書いています。

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