The Librarian: Quest for the Spear
『ライブラリアン 伝説の秘宝』
大学に14年も通い続ける歴史マニアのフリン(ノア・ワイリー)。他の学生からは頼れる兄貴と慕われ・・・る事もなく陰で変人と呼ばれ、教授からも鬱陶しがられている事に本人は気づいていない。そんなフリンが、ある日ついに大学から追い出される。いい加減、社会に出て働けと...。
...と言われても何をすればいいのか分からないフリン。就職先に悩んでいるところに、メトロポリタン図書館から図書館司書 (Librarian) 募集の案内が届く。早速、面接に行くと一発で合格。以前から密かにフリンの才能に目をつけていた館長は、実は君は選ばれし者なのだと言う。何の事かサッパリ分からないフリンを秘密の地下施設に案内する館長。そこには 失われたアーク(聖柩) や パンドラの箱 など、古今東西の秘宝が保管されていた。
その夜、何者かが図書館に侵入、ロンギヌスの槍 が盗まれてしまう。それを手にした者に強大なパワーが宿ると言う運命の槍。しかし、こういう事態を恐れて、実は3つに分割してあるのだと館長は説明する。犯人より先回りして、他の2つを回収してこいと送り出されるフリン。
アマゾンに向かう飛行機内で敵に襲われたフリン。それを助けてくれたのは、隣の席のニコール(ソーニャ・ヴァルゲル)だった。ニコールは、フリンのボディガードだと正体を明かす。飛行機から飛び降りた二人は、追っ手をかわし神殿にたどり着く。
罠をかいくぐり、ようやく槍の一部を手に入れた二人だが、そこに敵のボスが現れる。それはフリンの前任者ワイルド(カイル・マクラクラン)、かつてニコールが愛した男だった。自分の目の前で殺されたはずだと驚くニコール。ワイルドは、この日のために自分の死を偽装したのだと言い、ニコールを殺そうとする。フリンは、ニコールを殺せば、最後の一つの在りかを教えないと取引きを迫る。ワイルドが仕方なく取引きに応じると、フリンは皆を連れ、シャングリラを目指すのであった...。
『ER 緊急救命室』 のカーター役ノア・ワイリー主演のアクション・アドベンチャーで、2004年放送のTVムービー。ちょっと軽めの 『インディ・ジョーンズ』 な感じ、クライマックスにかかる曲が 『キル・ビル』 調とオリジナリティーは感じられませんが、観ている間は結構楽しめました。なんせ、『ER』 のカーター先生 vs. 『ツイン・ピークス』 のクーパー捜査官という夢の対決?ですし。
敵なのにフリンに惚れてしまうワイルドの手下をケリー・フーが演じていましたが、その伏線は結局たいして意味が無かったです。続編にまたケリー・フーが絡んできたらいいのになぁ。
その他、フリンをバックアップする図書館長にボブ・ニューハート、その秘書にジェーン・カーティンというコメディアン&コメディエンヌ・コンビ、そしてフリンの母にはベテランのオリンピア・デュカキスが脇を固めています。
いやぁ~、でもこの図書館スゴイですよ。他にも黄金の羊毛、聖剣エクスカリバー、聖杯とか、生き物ではユニコーン、金の卵を産むアヒルがいました(笑。
TV放送時より15分長いバージョンとの事ですので、TVで観たからもういいやって人もチェックしてみてはどうでしょうか?
第2弾は2006年放送予定。今度はソロモン王の洞窟ものだとか。
【追記】 (2006.8.1) 『ライブラリアン 伝説の秘宝』 というタイトルで8月20日、WOWOW にて放送されるそうです。
日本盤DVDライブラリアン 伝説の秘宝 |
ライブラリアン キング・ソロモンの呪文 |
アメリカ盤DVD
The Librarian Quest for the Spear |
The Librarian Return to King Solomon's Mines |
※ The Librarian - Quest for the Spear は日本盤より長いロンガー・バージョン