2005年4月12日

Tru Calling #1.18 - Rear Window

『トゥルー・コーリング』 シーズン1 第18話 「隣人」

呼び鈴の音に起こされたトゥルー。ドアを開けると配達人はもうおらず、荷物だけが置かれていた。しかもよく見ると部屋が間違っている。仕方なく上の階のマットに荷物を届けに行く。久しぶりに会ったトゥルーに、マットはアドバイスが欲しいと言ってきた。実はごく身近に好きな女性がおり、デートに誘いたいのだがどうすれば良いかと聞かれた。すごく慎重に事を運んだほうが良いとお茶を濁すトゥルーだった。 モルグに寄るとルークが話があると言う。引っ越そうと思って部屋を探していたら良い物件があったのだが、それはトゥルーの向かいのアパートらしい。それでトゥルーが嫌に思わないかどうかを聞きたいと。トゥルーが友達が近所に来るのは大歓迎だと答えると、ルークはすぐ契約書にサインしてくると言って出て行った。
二人の会話を盗み聞きしていたジャック。デイヴィスのオフィスに行くと、ジャック宛てにシェンクマン・センターから手紙が届いていると渡される。デイヴィスが、ジャックがそこで働いていたのは知らなかったと聞くと、ずいぶん昔の話なので履歴書にも書かなかったと答える。デイヴィスは、実は自分の友人もシェンクマン・センターで働いていると話す。ジャックが出て行ったあと、デイヴィスはその友人トムに電話しようと思いつき、忘れないようメモに書き留めるのだった。
食堂で食事をとるトゥルーとハリソン。ハリソンは別れたリンジーと久しぶりに会い、お互いの家に忘れた私物を交換する事になっていると言う。どうやらハリソンはヨリを戻そうと思っているらしいのだが・・・。食堂を出ようとすると、トゥルーの向かいのアパートの女性が電話で誰かと揉めていた。トゥルーに気づくと、しつこい男からの電話だと言う。お互い顔は知っていたが、名前は知らなかった二人。トゥルーが名前を教えると、相手はクリス・バロンソンと名乗った。
リンジーと会ったハリソンは、ヨリを戻したいと話を切り出すが断られ、喧嘩になってしまう。
自分の部屋でふと窓の外を見たトゥルーは、向かいのアパートでルークが引越し荷物の片付けをしているのを見かける。そしてその隣の部屋では食堂で会ったクリスが、男と言い争っていた。
モルグに着いたトゥルーは、デイヴィスの「トムに電話する」と書いたメモを見つける。遺体を運んで来たジャックが、トゥルーの向かいのアパートで殺人事件があったと言う。被害者の名はクリス・バロンソン。驚いて遺体を見たトゥルーだがそれはクリスではなく、彼女と言い争っていた男だった。しかしジャックはIDからこの男がクリス・バロンソンに間違い無いと言う。他に手がかりは無いかと探ると、会社のロゴ入りペンが見つかった。トムに電話したデイヴィスは、ジャックに関する重要な情報を得る。解剖室に向かいトゥルーに今すぐ大事な話があると言うのだったが、その時遺体がトゥルーに助けを求め時間が巻き戻ってしまうのだった・・・。
呼び鈴の音に起こされたトゥルーは、間違って配達された荷物を玄関に置いたままモルグへ急ぐ。デイヴィスに状況を話すと、おそらく今流行りの個人情報窃盗だろうと言う。恐らく男がクリスの名前を勝手に使い、クレジットカードなどを偽造したのだろうと。それで言い争っているうちに、逆にクリスが男を殺してしまったのではないか? 二人が相談している間に、ジャックはデイヴィスに知られないよう自分宛ての手紙を抜き取った。クリスに会うため食堂に向かおうとするトゥルーは、昨夜デイヴィスが大事な話があると言ったのを思い出す。しかし、当然ながらデイヴィスにはまだ心当たりがあるはずも無かった。
食堂に向かう途中、ハリソンにリンジーと会うのは延期した方が良いと電話するトゥルー。食堂で昨日と同じようにクリスと会い自己紹介しあったトゥルーは、さっき近所で男がクリスの事を色々探っていたと作り話をする。そしてアパートに戻ろうとするクリスに、一人では危険だからと一緒についてゆくと申し出る。話を聞くとデイヴィスの睨んだ通り、やはりあの男がクリス名義のカードを偽造して6万ドルも使っていると言う。警察にも相談したが、確かな証拠が無いと動いてくれないらしい。アパートの入り口までクリスを見送ると、入れ違いにジャックがアパートから出て来る。ジャックは、いい部屋を見つけたので引越ししたのだと言う。そして、さっきのトゥルーの女友達は恋人がいるかと尋ねてきた。彼女はトラブルに巻き込まれていて、今は恋愛どころじゃ無いと思うと答えるトゥルー。
トゥルーが覚えていたペンのロゴから男の会社を見つけたデイヴィス。男は医療器具のセールスマンで、名前はクリス・バロンソンだと言う。男をモルグに呼びつけてあると聞き、トゥルーは急いで戻る。仕事に関係ない質問ばかりされ怪しんだ男は、トゥルーとデイヴィスに理由を尋ねる。二人がクリスという女性の個人情報を悪用しているだろうと問い詰めると、男は全く逆だと言う。そして二人に身分証明書を見せつけると、怒って帰ってしまう。警察に照会してみると、男の言い分が正しかった事が分かる。そこにジャックからトゥルーの友達を尾行していると電話がかかる。彼女は高価なネックレスをカードで買い、すぐに質屋に売り飛ばしていたと言う。トゥルーがなぜ彼女を尾行しているかと聞くと、ジャックはトゥルーがこの友達の事をあまりにも心配していたからだと答えた。ジャックは彼女がアパートに戻ったと言い電話を切る。偽クリスのアパートを訪ねようとモルグを出る直前、トゥルーは昨日のメモの事を思い出す。それを伝えると、デイヴィスはあとでトムに電話してみると言う。
ハリソンから用事で会えなくなったと電話を受けたリンジー。待ち合わせ場所のカフェから出ようとした時、留学中に知り合ったランドールと運命の再会をするのだった。
偽クリスに会い自首を勧めたトゥルーは追い返されてしまう。自分の部屋に戻り偽クリスの部屋を覗いていると、荷物をまとめ逃げ出す準備をしていた。デイヴィスから電話がかかり、トムに電話したが家族の話やシェンクマン・センターを辞めた話だけで特に変わった話題は無かったと聞かされる。もう一度偽クリスを訪ねたトゥルーは、本物のクリスに会って話し合いしないなら、今すぐ警察に連絡すると告げる。偽クリスは6万ドルを全て現金で返すとトゥルーに約束する。トゥルーは食堂にクリスを呼び出し、偽クリスと対面させる。偽クリスは100ドル札の束と偽造カードをクリスに渡し謝罪する。クリスは二度と顔を出すなと念押しすると、偽クリスとトゥルーを先に帰らせる。レジで精算しているトゥルーに礼を言い、偽クリスは去って行った。
自分もアパートに戻ろうとしたトゥルーは、ジャックを見かける。ジャックに引越し荷物を部屋に運ぶ間、車を見ておいてくれと頼まれたトゥルーは、運転席で手紙を見つける。送り主はシェンクマン・センター・・・そう言えば、デイヴィスもそこの名を言っていた。デイヴィスに知らせると、もう一度トムに電話してみると言う。
その頃、クリスは食堂でテイクアウトを頼んでいた。しかし、さっき偽クリスからもらった100ドルで料金を払おうとすると、偽札だと言われてしまう。食堂を飛び出したクリスは、偽クリスのアパートに向かうがオートロックで中に入れない。だが、そこに現れたジャックがクリスを中に通してしまう。二人がエレベーターを待っている間、偽クリスは非常口からアパートを抜け出した。
自分の部屋に戻ったトゥルーは、今朝の間違い荷物をマットに届ける事にする。マットの部屋に行くとドアは開いたままになっていた。中に入ったトゥルーは大量の偽クリスの写真を発見する。マットが言っていた「身近にいる好きな女性」とは偽クリスの事だったのか・・・。窓に設置されたカメラを覗いてみると、偽クリスの部屋が見えた。そこにはなぜかクリスがおり、そのクリスの背後にはマットの姿があった。マットが偽クリスの部屋を覗いていて、クリスの事を泥棒が侵入したと勘違いしたに違いない。トゥルーは急いで向かいのアパートに向かうが、オートロックが邪魔をする。ジャックに玄関を開けてと頼むトゥルーだが、ジャックは操作がまだよく分からないと言いわざと開けようとしない。たまたま他の住人が出入りした隙に中に入ったトゥルー。クリスを殺そうとしていたマットをなんとか説得する事ができた。なぜここに来たか尋ねると、クリスはさっきの金が偽札だったと言い、もう偽クリスの手がかりが無くなったと嘆くのだが・・・。
レンタカー会社で手続きが遅いと店員に文句を言っている偽クリス。そこに警察を連れてきたトゥルーが現れる。こう言う事があろうかと、トゥルーはさっき食堂の料金をわざとカードで払っていた。それを偽クリスが携帯電話のカメラで撮ったのに気づいていた。偽クリスがトゥルー名義の偽造カードを使ってしまい居場所がバレてしまったのだ。
事件が解決しホッとしたトゥルーにデイヴィスから電話がかかる。トムに電話して重要な事が分かったと言う。シェンクマン・センターは精神病院であり、ジャックはそこの患者だったらしい。しかもジャックの訴えていた症状は、自分が同じ一日を繰り返す事があるというものだったと言う・・・。

いよいよ正体を現したジャック・・・と言っても知っているのは視聴者だけで、トゥルーたちはまだ気づいてないわけですが。
シーズン1も残りあと2話です。ただ、TVでは最後の2話を連続放送したので、本当は全部で20話あるのに全19話扱いになっています。ここではそれをどう扱うかまだ決めていませんが、ひょっとしたら次回がフィナーレになるかも知れません。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://dvdagent73.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/23

コメントする