2005年3月15日

Tru Calling #1.09 - Murder in the Morgue

『トゥルー・コーリング』 シーズン1 第9話 「モルグ殺人事件」

トゥルーと話しながら歩いているハリソンは、姉が何かに気を取られて自分の話を全然聞いていない事に気づく。しばらくすると、トゥルーは探していた何かを見つけたように急に走り出し、車道を横切ろうとする老婆にタックルをする。その瞬間、ハリソンは老婆の側を車が猛スピードで駆け抜けるのを見た。老婆は命を助けてもらった事に気づかず、逆にトゥルーに文句を言うのだった。
翌日、トゥルーが目を覚ますとハリソンが目の前にいた。驚いて飛び起きると、ハリソンは珍しく大事な話があると言う。トゥルーの言う「一日の繰り返し」はまだ信じられないが、他人の命を助けようとしているのは分かった。でも、自分の身を危険にさらしてまでそうする必要があるのかと・・・昨日の一件のように感謝もされないと言うのに。
メレディスから交通事故を起こしたと電話がかかる。クライアントに会うため急いでいて、つい前の車に追突したらしい。トゥルーが現場に着くと、メレディスは顔をケガし治療を受けていた。代わりに車の荷物を取りに行くと、バッグが開き中身が散乱していた。ふとスケジュール帳に目をやるとクライアントとの約束など載っておらず、大金の入った封筒も発見してしまう。本当はコカインの売人に会うところだったのでは? そして、またいつもの様に口論になる。メレディスは、もうトゥルーの助けなど要らないと言い放つのだった。
モルグには、ウェディングドレスを着た遺体が運び込まれていた。名前はニコール、結婚式直前に何者かに胸を撃たれたらしい。渋滞で救急車が間に合わず助けられなかったとの事だった。解剖の準備のためデイヴィスが部屋を離れたところに、ニコールの婚約者が現れ、解剖前にお別れをしたいと言う。規則違反と分かりつつも案内し、トゥルーは二人を残し別室で待機する。それに気づいたデイヴィスが慌てて解剖室に入ると、その婚約者は遺体から弾丸を取り出そうとしていた。警備員を呼ぼうとしたデイヴィスは腹を撃たれ倒れてしまう。弾丸を取り出すよう命令されたトゥルーがそれを拒否すると、男はトゥルーに向けて発砲する。トゥルーに向かってどんどん弾丸が近づいてゆく。だが、それがトゥルーの顔に当たる直前、ニコールの助けを呼ぶ声が聞こえた・・・。
目覚めたトゥルーは目の前のハリソンに思わず抱きつく。少しして落ち着いたトゥルーはメモを書きハリソンに手渡す。それには、何時何分にどこそこへ行けと指示が書いてあった。今日一日そのリストの通り行動すれば、ハリソンにも本当に「繰り返し」が起こっている事が分かるはずだと言う。
モルグのパソコンでニコールの住所を調べていると、デイヴィスが声をかけてくる。昨夜の出来事を話すが、デイヴィスが撃たれる事は話し出せなかった。
メレディスのオフィスに寄り、車のキーを盗んだトゥルーは、ニコールの家に向かう。だが、そこにいた婚約者は昨日の男とは別人だった。ニコールたちの話を聞いたトゥルーは、元カレのジャスティンという男が怪しいと睨む。ジャスティンの家を訪ねると、恋人がいたが本人は不在だった。恋人から話を聞き出そうとしていると、家の前にパトカーが停まる。中から降りてきたのは昨日の男、ジャスティンは警官だったのだ。トゥルーは慌ててその場を去る。家に入ると、ジャスティンは大事な話があると恋人に話しかける・・・。
モルグに戻りデイヴィスに相談する。相手は警官だから、銃を持って式場に現れても誰も怪しまない。どうやって式場に近づかせないようにし、事件を阻止出来るかと。話の中で、デイヴィスはトゥルーが何か隠していると気づく。トゥルーはようやくデイヴィスが撃たれる事を話し、念のため自分のアパートで待機していて欲しいとカギを渡す。そして、ジャスティンには薬を飲ませ、式場に来れないようにする作戦にする。
車が無いので仕方なくタクシーで町外れの人気の無い場所に来たメレディス。売人に接触するが、金をだまし取られコカインは貰えなかった。文句を言うと売人に暴力を振るわれてしまい・・・。 事件の起こる20分前、トゥルーはニコールの友人の振りをしてジャスティンを呼び出す。だが、勤務を終えたと言うジャスティンは制服でもなく銃も持っていなかった。犯人は別にいると気づいたトゥルーが式場に着いた時、銃声が聞こえる。救急車が間に合わないのが分かっているトゥルーは、自分でニコールを運ぶ事にする。病院まで持たないと感じたトゥルーは、デイヴィスに電話しモルグで緊急処置をすると伝える。モルグに着くとデイヴィスが待っていた。トゥルーは反対するが、どうしても自分も手伝うと言う。 家に戻ったジャスティンに、恋人がニコールを撃ったと告白する。別れ話を切り出され恨んでの犯行だと言う。しかし、ジャスティンの銃を使ったので逮捕されるのは私では無いと・・・。
ニコールの手術中、ジャスティンがモルグに忍び込んで来た。このままでは自分が罪をなすりつけられると、証拠の弾丸を渡すよう二人を銃で脅す。トゥルーは、もしニコールが助かれば真犯人が誰か証言してくれるとジャスティンを説得するのだった。
客に食い逃げされたウェイトレス、ボールを下水溝に落としてしまった少年・・・確かにトゥルーのメモの通りだった。ハリソンはその場に居合わせ、その人たちを助けてあげる事ができた。でも、これは皆がトゥルーとグルになって、自分をひっかけようとしているのかも? 最後の指定場所に着くとトゥルーが待っていた。メモ通りならここで雪が降っているはずだが、そんな気配は無い。さすがに天候までは演出できなかったかとトゥルーをからかうハリソン。時計を見たトゥルーは、来るのが2分早かったと言う。すると、突然雪が降り始めた。ハリソンは今度こそ本当にトゥルーの言う事を信じるのだった。
モルグに戻ると、デイヴィスからジャスティンの恋人は逮捕され、ニコールは病院に運ばれ助かったと聞かされる。そしてデイヴィスはトゥルーに感謝し、実はこういう風に命を助けて貰うのは2回目だと言う。その話を詳しく聞こうとした時、トゥルーの携帯電話が鳴る。メレディスが泣きながら助けを求めていた・・・。

ハリソンよ、やっと分かってくれたか。でも、やっぱり自分の都合のいいように、トゥルーの力を借りようとしか考えない感じがする・・・(泣
デイヴィスも大活躍ですが、死体の解剖は得意だけど、生きてる人間の手術は怖くて出来ないって・・・。

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